東京都の下水処理施設から出た汚泥の焼却灰から、一キロあたり17万ベクレルという高濃度の放射性物質が検出されていたことが日本テレビの取材でわかった。 東京都によると、江東区の下水処理施設「東部スラッジプラント」で3月25日に採取した汚泥の焼却灰から、一キロあたり17万ベクレルの放射性物質が検出されていた。同じ時期に採取した別の2つの施設の焼却灰からも、一キロあたり10万ベクレル以上検出されていたという。これらの焼却灰は、すでにセメントや建築資材などに再利用されている。 国は、12日になって福島県に対しては一キロあたり10万ベクレルを超える汚泥は県内で焼却するなどした上で、焼却灰は容器に入れて保管すべきとの指針を出したが、福島県以外に対する基準は現在もない。
東京都大田区の下水処理施設内の空気中から、毎時約2・7マイクロ・シーベルトの放射線量が検出されていたことが、都の調査で分かった。 計画的避難区域の福島県飯舘村の放射線量と同程度で、文部科学省によると、都内でこれほどの放射線量が検出されたのは初めて。放射性物質を含む汚泥の影響とみられるが、都は「検出場所は屋内。敷地の境界では問題なく、誤解を招く恐れがある」とし、調査結果を公表していなかった。 都によると、この施設は都下水道局の「南部スラッジプラント」で、都内2か所の下水処理場で発生した汚泥を集めて焼却し、灰を東京湾に埋め立てるなどしている。都の5月の調査では、この施設の焼却灰から1キロ・グラム当たり1万540ベクレルの放射性セシウムを検出していた。
江東区の保護者でつくる「江東こども守る会」は七日、都庁で記者会見し、都の汚泥処理施設「東部スラッジプラント」(同区新砂三)近くのグラウンドの土から高濃度の放射性セシウムを検出したとする独自調査の結果を発表した。 調査は、同会が神戸大大学院の山内知也教授(放射線計測学)と実施。検出されたセシウムは一平方メートル当たり二三万ベクレルで、放射線障害防止法で、放射線管理区域からの持ち出しが制限される汚染基準の約六倍という。また、プラント周辺と同区の荒川、旧中川沿いでは、放射線量が毎時〇・二マイクロシーベルトを超える地点が多くあった。山内教授は「値が高い地域の位置と風向きを考慮すると、下水を通じてプラントに集まった放射性物質が処理過程で再び大気中に放出されている可能性が高い」と主張。同会は同日、プラントの稼働停止と調査などを求め、都に要望書を提出した。
たちあがれ日本の園田博之幹事長は8日の記者会見で、民主党の仙谷由人官房副長官と安住淳国対委員長から4日に電話で、菅直人首相退陣後に連立参加を含めて協力するよう打診があったことを明らかにした。 園田氏は、両氏に対し「(連立の)課題、期間と民主党の公約を棚上げできるのかを整理することが必要だ」と述べ、即答を避けたという。 園田氏は会見で「菅首相は実際、辞めていないし、新たな代表も選ばれていない。今の段階で是非を議論するレベルにない」と指摘した。 また、「向こうから『脱小沢で体制を作りたい』と言われた。『脱小沢は極めて大事なことだ』と申しあげた」と述べたが、会見後、「脱小沢体制」は園田氏自身からの提案だったと発言を訂正した。
北朝鮮による拉致問題が注目されたとき、被害者家族として“時の人”となった蓮池透さん。しかし彼が東京電力で、しかも福島第1原発で働いていたことを知っている人は少ないだろう。 蓮池さんは原発でどのような仕事をしてきたのだろうか。また今回の大惨事を、どのように見ているのだろうか。前後編でお送りする。 ・本記事は6月4日に開かれたシンポジウム「そこで働いているのは誰か――原発における被曝労働の実態」(主催:アジア太平洋資料センター)の講演内容をまとめたものです。 多くの人が原発で働き、被ばくしている 私は1977年から2009年まで、東京電力で働いていた。その間、原子力発電所や核燃料リサイクル業務を担当。最初の赴任先は福島第1原発で、そこで3年半ほど計測制御装置の保守管理などを行っていた。例えば原子炉の水位や圧力、中性子などを計測していた。 その後、本店に配属され、再び福島第1原発に戻った。2年半
東京電力は8日、福島第二原子力発電所の原子炉建屋などの地下階にたまった低濃度汚染水約3000トンについて、浄化処理をした後、海へ放出する方針で、関係省庁や地元自治体と相談を始めたことを明らかにした。 同原発では、津波で流れ込んだ海水に、配管類のさびなどから出たとみられる放射性物質のコバルト60や、約10キロ北の福島第一原発から飛来したと考えられるセシウム137、134などが混ざった汚染水がたまっている。汚染濃度は、海への放出が認められている濃度限界の10〜30倍程度。 東電は汚染水を敷地内のタンクに貯蔵しており、水質浄化装置で濃度限界未満まで除染してから海へ放出する計画だが、水産庁などが難色を示しているという。
菅直人首相(64)周辺が、仙谷由人官房副長官(65)に「ハメられた」と激怒している。仙谷氏や主要閣僚、党幹部が、いつの間にか「今月中か7月上旬を軸にした早期退陣→自民党との大連立」へ突っ走っているためだという。鳩山由紀夫前首相(64)をだまして、「ペテン師」と罵倒された御仁が、何をか言わんやだ。菅首相が「8月まで」の延命にこだわる背景に、一連の流れを主導する仙谷氏への嫌がらせという面もあるとしたら、あまりにも小さい。 「主要閣僚や党執行部も共犯なのに、うまく立ち回られて菅首相だけが『鳩山氏をだまし、延命を図った権力亡者』とのイメージが定着してしまった。完全に晩節を汚された。ハメられた。菅首相も同様の考えのはずだ」 菅首相側近は、こう恨み節を漏らした。 この側近によれば、内閣不信任案が否決された2日、仙谷氏に近い枝野幸男官房長官や安住淳国対委員長は「早期退陣を明言したら、国会が立ちゆか
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