過去20年で「初めての出来事」先週、グーグルの反トラスト法(独占禁止法)裁判でアップルのサービス担当副社長エディ・キュー氏の証言が注目を浴びた。 それによれば、「この2ヵ月間で(アイフォーンなど主力製品に搭載されている)サファリ・ブラウザにおけるグーグル検索の利用回数が明らかに減少した。こんなことは過去20年間で初めて」という。 アップルのエディ・キュー氏(右)photo by gettyimagesこの原因について、キュー氏は「ユーザーがグーグル検索よりもChatGPTなど生成AIツールを選ぶようになってきたことが背景にある」と(する旨を)述べている。 同証言を受けて、グーグルの親会社アルファベットの株価は1日で7パーセント以上も急落し、同社の時価総額は一挙に約2500億ドル(36兆円以上)が失われた。この並外れた損失額が衝撃の大きさを物語っている。 2022年11月末にChatGPTが