高台寺では12月9日まで夜間拝観が行われています。 清水寺と並んで東山で高い人気を誇るのが高台寺です。豊臣秀吉の妻・高台院ねねゆかりの寺院で、境内の霊屋(おたまや)に、ねねは眠っています。豊臣家ゆかりの品々や個性的な茶室がある一方、方丈前の庭園は夜間公開に合わせて庭園のテーマが変わり、訪れる人々に毎回新しさを提供してくれます。 この秋のテーマは「生と死~求めるものは外ではなく内にあり」で、庫裏や利生堂など、境内の建物もにもプロジェクションマッピングが投影されて、花火や龍が舞う場面が映ります。こちらは賑やかな「娑婆(しゃば)の世界」を表現してるのだとか。一方、拝観受付を進んだ先では、建物や竹林の照明を点滅するなどして光の明暗を変化させることで「生死、仏」の世界をイメージし、「死」「静」「安心」を感じてもらい、「生きるとは何か」を参拝者に問うコンセプトだそう。方丈前の庭園にはハスが投影されて穏