5月に愛宕山にある月輪寺(つきのわでら)を訪れました。月輪寺には、時雨桜という不思議な桜があり、ちょうど涙を流すように葉から輝く雫を落とす様子を目にすることができました。 月輪寺 時雨桜 月輪寺は険しい愛宕山の山中に古くからあるお寺です。かつては中国の五台山を模してそれぞれの峰に五つのお寺があったといい、朝日峯の白雲寺が現在の愛宕神社で、他には大鷲峯の月輪寺と高雄山の神護寺が今も残ります。山中で法灯を伝えるのは本当に大変なこと。実は月輪寺は険しい山中で車が通れる道路はなくアクセスは登山道のみ。水道やガスもありません。厳しい環境ながら、御年77歳の庵主様が今でも山中でお寺を守っておられます。 月輪寺 月輪寺は空也上人・法然上人・親鸞聖人と関わりを持ち、鎌倉時代初期の公卿・九条兼実はこのお寺に隠棲したともいわれます。現在も残る仏像群は大変素晴らしく、重要文化財の仏像を8体もお持ちです。一度見た
5月上旬に京都市東山区の禅居庵に参拝した後、東隣の建仁寺にも参拝しました。 建仁寺は、京都最古の臨済宗のお寺です。 祇園の繁華街の南に広々とした境内を持ち、見どころも多い建仁寺ですが、旅行や観光で訪れる人は意外と少なめです。 そのおかげで、混雑しないのはありがたいのですが。 初夏の清々しい境内 建仁寺には、京阪電車の祇園四条駅から南東に約5分歩くと到着します。 駅からだと、西側の惣門から境内に入るのが近いのですが、今回は、禅居庵の東側の門から建仁寺に入りました。 禅居庵から建仁寺境内の南西角に入ります。 そして、境内の南側に行き北を眺めます。
「すごい!」と見守る人々から声が漏れる優美な庖丁さばきを披露するのは… 式庖丁の流派のひとつ、庖勝一條流の庖丁師の方。 「式庖丁」は、平安時代から伝わる宮中の儀式のひとつ。古式ゆかしい装束に身を包んだ庖丁師が、食材に一切手を触れることなく、庖丁と金箸で、食材を切り分け、吉祥を表す景色を盛り付ける儀式です。 朝から雨が滴る京都…ミモロは、京都東山の「得浄明院」に出かけました。 明治27年に信州の善光寺の京都別院として建立。通常は非公開の尼寺です。 毎年、5月13日に行われる「式庖丁の奉納」。開始時間10時半ギリギリに到着したミモロ。すでに本堂には大勢の方が集まっていました。 「どうぞ~」と周囲に促され、ミモロは、最前列に座らせていただくことに… いよいよ儀式が始まります。 式庖丁では、食材として、おめでたい鯛が使われることが多いのですが、ここがお寺ということから、殺生を避け、今回は、豆腐と大
兵庫県宝塚市 #清荒神(きよしこうじん)参拝。参道に並ぶお店の看板を眺め、露店を覗きながら歩いて約1キロで山門です。#荒神ほうき #荒神松 目次 清荒神(きよしこうじん) 参道の景色 本文 清荒神(きよしこうじん) 阪急宝塚線・清荒神駅下車。 駅前から続く1キロ少しの参道は緩やかな登道。 三十分ほど歩いてお参りしました。 参道には、昔ながらのお店や露店だけでなく、今風のカフェやコーヒーショップも並びます。 清荒神 参道 参道の景色 時々小雨がパラつく祝日の朝早くに参拝したので、参道は静かでした。 妖しげな看板やのぼりを眺めながら参道を登ります。 かた焼きせんべいの、刺客や隠密剣士がかぶるような編笠の由来は何でしょうか。 編笠なんて時代劇を見たことがない若い人はわからないかも知れませんね。 荒神さんは台所などに御札を祀りますが、清荒神さんは松も飾るスタイル。 松の常若(とこわか)で 不老長寿
鹿王院 嵐山エリアの鹿王院(ろくおういん)は、嵐電・鹿王院駅のほど近くにあり、紅葉の穴場と呼べるお寺です。JRの嵯峨嵐山駅からも歩いていくことができます。寺は室町時代の初期、足利義満が自身の延命を願って創建した宝幢寺の塔頭に始まります。入り口の山門や客殿には義満の字による額がかかっており、その筆跡がうかがえます。 鹿王院 鹿王院の魅力のひとつは境内の奥へと続く長い参道。木々に包まれた参道を歩けば木漏れ日が心地よく、特に紅葉の時期はとても素敵です。京都屈指のおすすめの参道です。鹿王院は観光地の嵐山に近いものの、その場所柄、比較的人が少なくゆっくりと参道を歩くことができます。 鹿王院 境内を拝観すると客殿の前から嵐山を借景とするお庭が望めます。縁側に座って心行くまで時を過ごしてみてください。建物では舎利殿が目を引きます。鎌倉幕府の3代将軍・源実朝が宋の国から手に入れた仏牙舎利(ぶつげしゃり)を
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