タグ

本に関するdeadwoodmanのブックマーク (351)

  • 【連載】『世界の辺境とハードボイルド室町時代』第4回:伊達政宗のイタい恋 - HONZ

    人気ノンフィクション作家・高野 秀行と歴史学者・清水 克行による、異色の対談集『世界の辺境とハードボイルド室町時代』。第4回は伊達政宗のイタい恋について。BLのルーツは戦国武将にあり!?(HONZ編集部) ※過去の記事はこちら→第1回、第2回、第3回 伊達政宗のイタい恋 清水 江戸時代の元禄年間が日歴史のターニングポイントだったという話をしましたよね。ひげがなくなるのはまさにその頃で、もう一つの傾向としては、同性愛文化がすたれていくんですよ。もちろん、アンダーグラウンドな世界では残るんですが、趣味としておおっぴらに同性愛を楽しむ風潮がなくなってきますよね。なぜかというと、もともとは同性愛もひげと同じで、男らしさの表れだったんですね。 高野 そうだったんですか。 清水 なよっとした感じのものではなくて、「女なんかとつるんでいられるか」というような感じの。 高野 むしろ男子校的な。 清水 

    【連載】『世界の辺境とハードボイルド室町時代』第4回:伊達政宗のイタい恋 - HONZ
  • 【連載】『世界の辺境とハードボイルド室町時代』第6回:今生きている社会がすべてではない - HONZ

    人気ノンフィクション作家・高野 秀行と歴史学者・清水 克行による、異色の対談集『世界の辺境とハードボイルド室町時代』。連載の最終回は「今生きている社会がすべてではない」ことについて。様々な国を知ることや歴史を学ぶことには、どのような意味があるのか?(HONZ編集部) ※過去の記事はこちら→第1回、第2回、第3回、第4回、第5回 清水 『謎の独立国家ソマリランド』の冒頭、エピグラフに「今まで見てきたことや聞いてきたことが、全部でたらめだったとしたら面白い」というような言葉が書かれているじゃないですか。 高野 ブルーハーツですね。「情熱の薔薇」の歌詞を引用したんです。 清水 あれはまさしくその通りだなと思って。僕は学生に対していつも言っているんですよ。今生きている社会がすべてだとは思わないでほしいって。それとはぜんぜん違う論理で動いている社会があるんだし、我々の先祖の社会にも今とはぜんぜん違う

    【連載】『世界の辺境とハードボイルド室町時代』第6回:今生きている社会がすべてではない - HONZ
  • 【連載】『世界の辺境とハードボイルド室町時代』第5回:カオスでぐずぐずが室町時代の真実 - HONZ

    人気ノンフィクション作家・高野 秀行と歴史学者・清水 克行による、異色の対談集『世界の辺境とハードボイルド室町時代』。第5回は「カオスでグズグズが室町時代の真実」について。室町時代を捉えるにはどのようなスタンスが求められるのか?(HONZ編集部)。 ※過去の記事はこちら→第1回、第2回、第3回、第4回 カオスでぐずぐずが室町時代の真実 高野 網野善彦さんという研究者はどんな方だったんですか。僕も学生時代に網野さんのを読んで、面白いなあと思った口なんですけど。 清水 中世のイメージを革命的に変えた人だと思いますね。それ以前は、日の中世は武士と農民の時代で、荘園は閉鎖的な村落で、人々はみんな自給的な暮らしをしていたというイメージでとらえられていたんですが、そうじゃなくて、非農業民を含むさまざまな人たちがうごめいていた社会だったんだというオリジナルな着想をもち込んで、注目されたんですよ。映画

    【連載】『世界の辺境とハードボイルド室町時代』第5回:カオスでぐずぐずが室町時代の真実 - HONZ
  • 【連載】『世界の辺境とハードボイルド室町時代』第1回:かぶりすぎている室町社会とソマリ社会 - 2ページ目 (2ページ中) - HONZ

    高野 室町時代の日人とソマリ人が似ているというツイートがあって、清水さんの『喧嘩両成敗の誕生』(2006年、講談社選書メチエ)を読んでみたら、当にすごく似ているんで、びっくりしました。ちょっとかぶりすぎなぐらいですね(笑)。 清水 僕も高野さんの『謎の独立国家ソマリランド』(2013年、の雑誌社)を読みましたけど、確かに中世の日人とソマリ人は似てますよね。 高野 それで、何から話し始めたらいいかっていう感じなんですが。清水さんは、中世の魅力っていうのは、複数の法秩序が重なっていて、それらがときにはまったく相反しているんだけれども、その中で社会が成立しているところだっていうふうにお書きになっているじゃないですか。 それはまさに、僕がよく取材に行くアジア・アフリカ諸国の現実と同じなんですよね。表向きは西洋式の近代的な法律があるんだけど、実際には、伝統的というか、土着的な法や掟が残ってい

  • 【連載】『世界の辺境とハードボイルド室町時代』第2回:「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 未来が後ろにあった頃 - HONZ

    人気ノンフィクション作家・高野 秀行と歴史学者・清水 克行による、異色の対談集『世界の辺境とハードボイルド室町時代』。第2回は「「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ーー 未来が後ろにあった頃」について。未来の指す方向から読み解く、時間と空間の転換点とは?(HONZ編集部) ※第1回はこちら 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ーー 未来が後ろにあった頃 清水 日語に「サキ」と「アト」という言葉があるでしょう。これらはもともと空間概念を説明する言葉で、「前」のことを「サキ」、「後ろ」のことを「アト」と言ったんですが、時間概念を説明する言葉として使う場合、「過去」のことを「サキ」、「未来」のことを「アト」と言ったりしますよね。「先日」とか「後回し」という言葉がそうです。 でも、その逆に「未来」のことを「サキ」、「過去」のことを「アト」という場合もありますよね。「先々のことを考えて……」とか、「後

    【連載】『世界の辺境とハードボイルド室町時代』第2回:「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 未来が後ろにあった頃 - HONZ
  • 【連載】『世界の辺境とハードボイルド室町時代』第3回:信長とイスラム主義 - HONZ

    信長とイスラム主義 高野 僕は、清水さんが書かれているような歴史を読んでヒントを得て、現代のアジア・アフリカの辺境のことを想像することが多いんです。やっぱり現地の人の気持ちを理解するのはとても難しいし、特に紛争地となると、外国人である僕が何度通って話を聞いても、真相はなかなかわかるものじゃない。確信めいたものをつかむのはすごく大変で、そこに至るヒントとしては日史の知識がすごく役に立つと思っているんです。 清水 それは責任重大だ(笑)。 高野 たとえばアフガニスタンでもソマリアでも、内戦のさなかに「イスラム主義」の過激派がどーっと出てきますよね。そのときの感じは、織田信長が出てきたときの感じに近いんじゃないかなって、ちょっと思っているんですね。 というのは、人々は初めからイスラム主義を支持していたわけじゃないんだけども、国内に戦国武将みたいな連中がたくさんいて、それぞれ争っていると、暮

    【連載】『世界の辺境とハードボイルド室町時代』第3回:信長とイスラム主義 - HONZ
  • Amazon.co.jp: お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book): 佐藤航陽: Digital Ebook Purchas

    Amazon.co.jp: お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book): 佐藤航陽: Digital Ebook Purchas
  • Amazon.co.jp: 貨幣という謎 金(きん)と日銀券とビットコイン (NHK出版新書): 西部忠: Digital Ebook Purchas

  • 『カレーライスを一から作る』米も、野菜も、肉も、食器も! - HONZ

    カレーライスを一から作る。そう聞けば「ふむふむ、市販のルーを使わずに、スパイスをアレンジするのかな」と、まずは思うのが普通のリアクション。で、隠し味とか一手間とか、なにか工夫やアイディアがあって、と。実際「カレーライスをつくる」「カレーライスを語る」というは数多ある。なにしろ国民。美味しく作るために、どれほど多くの人々が、どれほど多くの情熱を傾けてきたことか。 しかしこのはそうではないのだ。表紙に小さく書いてある「関野吉晴ゼミ」の文字に気づけば、ただのカレーライスではないことがわかるだろう。 関野吉晴さんといえば、人類の足跡をたどる旅・グレートジャーニー! 1995年から2002年までフジテレビで不定期放送されていた紀行ドキュメンタリーで、世界中を飛び回っていた探検家である。植村直己冒険賞受賞、人類学者であると同時に外科医でもある。この日が誇る探検家がカレーライスをどうしたって?

    『カレーライスを一から作る』米も、野菜も、肉も、食器も! - HONZ
    deadwoodman
    deadwoodman 2018/01/24
    “何もない「ゼロ」から、種や命を生みだすことはできない。だから、始まりは「ゼロ」ではなく「一」なのだ。自然が生み出す大事な「一」”
  • 『消費資本主義』「見せびらかし」の心理をひも解く - HONZ

    書は「見せびらかし消費」についてのである。高級な車や時計、ファッションなどの典型例を出すまでもなく、機能というよりはステータスを手に入れようとする消費行動は世の中のあらゆるところに存在している。 では、わたしたちはそうした消費を通して、具体的に「何を」見せびらかしているのか? あらためて問われると、はっきりとした回答は案外浮かばない。富の多さ、社会的地位、生活の充実度など思いつきの答えはいくつか浮かぶものの、何だか漠然としていてとりとめがない。 そこに意外な角度から、より具体的で明快な答えを提示しようとしたのが書である。見せびらかし消費を、進化心理学の視点から考察していくのが特徴だ。進化心理学者の著者に言わせれば、人々が見せびらかそうとしているものは、富や地位云々というよりも個人の資質や(環境への)適応度だという。 例えばクジャクならば、オスの立派な尾羽は「こんなに獲得に無駄なコスト

    『消費資本主義』「見せびらかし」の心理をひも解く - HONZ
    deadwoodman
    deadwoodman 2018/01/23
    嗜好品の消費も、ハンディキャップ仮説的な嗜好もあればランナウェイ仮説的な嗜好も両方ありそう。クジャクの性淘汰について→ http://www.kahaku.go.jp/userguide/hotnews/theme.php?id=0001217206326609&p=
  • ハーンスタイン&マレイ『ベルカーブ:アメリカ生活における知能と階級構造』(1994) - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    The Bell Curve: Intelligence and Class Structure in American Life (A Free Press Paperbacks Book) 作者:Herrnstein, Richard J.,Murray, CharlesFree PressAmazon はじめに Bell Curve というのことを聞いたことがある人は、それなりにいるだろう。でもその人々の90パーセント以上は、このが遺伝決定論ごりごりで、黒人は生得的に知能が低いと述べる差別だと思っている。なぜかというと……そう決めつけるがやたらに多いからだ。書は発行された時点で、きわめて執拗なアンチキャンペーンにさらされてきた。変なベストセラーになったから標的にされ、標的にされたからまたベストセラーになり、というありがちなスパイラルのせいもあるんだけれど。 で、そのアンチキ

    ハーンスタイン&マレイ『ベルカーブ:アメリカ生活における知能と階級構造』(1994) - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 「このジャンルの雑誌は読まないわ~」という雑誌を探してみんなで見ると盛り上がる

    屋によく行くのだけれど「雑誌って毎月かなりの種類が出てるなー」といつも思う。ついこの前なんとなく普段読まない雑誌を読んでみようと思って、アメ車の雑誌を立ち読みしてみたら、予想以上におもしろかった。V8エンジンの音を生で聴いてみたくなった。 アメ車の雑誌を読んだあとに、自分が普段読まないジャンルのをもっと読んでみたいし、どんな雑誌があるのか知りたくなった。 ということで屋に行って「このジャンルのは読んだことがない」というものを探してみることにした。 大学中退→ニート→ママチャリ日一周→webプログラマという経歴で、趣味でブログをやっていたら「おもしろ記事大賞」で賞をいただき、デイリーポータルZで記事を書かせてもらえるようになりました。嫌いなべ物はプラスチック。(動画インタビュー) 前の記事:弟のクリスマスデートについていって実況する > 個人サイト ジャーニーとモアイとめがね

    「このジャンルの雑誌は読まないわ~」という雑誌を探してみんなで見ると盛り上がる
  • 「反知性主義」を読むならこの二冊 | 中東・イスラーム学の風姿花伝

    前項からの続き。 「反知性主義」が現代社会の重要で興味深い現象であることは確かだ。 それについて読むならこの二冊だろう。 まず、「反知性主義」に対する最近の関心の高まり・深まりを代表するのが、森あんり『反知性主義: アメリカが生んだ「熱病」の正体』(新潮選書)。 基的には「近年の学問的話題」としての「反知性主義論」の成果はこれだけ。あとは全部便乗です。最近便乗を出す速度だけは早くなってきているので、いいが出ていいテーマが提起されたな、と思う間もなくあっという間に便乗が溢れて、そういうのは大人数で書いているからそれぞれが大声で宣伝して、実際に学術的な知見を提示している人の声がかき消されてしまう。 このについての最もいい紹介は「週刊新潮」の匿名記者の短評紹介だったな・・・自社宣伝とはいえ、いい線をついていた。アメリカの反知性主義とはそれ自体がある種の知性的立場でもあり、近代的の

    「反知性主義」を読むならこの二冊 | 中東・イスラーム学の風姿花伝
  • 2018年中にレビューしたい本:『会計学の誕生』〜『ゴールデンカムイ』 - おまきざるの自由研究

    はじめに 文化の成り立ちと背景に関する5冊 会計学の誕生 大学の誕生 世界を変えた6つの「気晴らし」の物語 バナナの世界史 なぜニワトリは毎日卵を産むのか 生き物にまつわる7冊 そもそも島に進化あり 人類の祖先はヨーロッパで進化した サピエンス全史 若い読者のための第三のチンパンジー 霊長類 消えゆく森の番人 ウニはすごい バッタもすごい バッタを倒しにアフリカ漫画をひとつだけ ゴールデンカムイ おわりに はじめに 日に日にが増えていきます. 書店で気になって手にとり,買ったまま積ん読されてる, 調べもの用に買って必要なところだけ読み散らかした, 家族が買ってきて面白そうなのでそのうち紹介しようと思った,などなど. それらのうち,いくつかはこのブログでも書評という形で記事を書きました. もちろん,買ったすべてについて記事を書けるはずもありませんが,「せめてこのについてはブロ

  • 日本人が「移動」しなくなっているのはナゼ? 地方で不気味な「格差」が拡大中(貞包 英之) @gendai_biz

    人が「移動」しなくなっているのはナゼ? 地方で不気味な「格差」が拡大中 大都市と地方の、幸福と不幸 大都市暮らしと地方暮らし こうした加藤の軌跡は、「移動」にかかわり現在せり上がりをみせているひとつの動きを照らしだす。ある地方に留まる、または大都市に定住するのではなく、地方を渡り歩きながら暮らしていくこと。 それは大都市の世知辛さも、生まれた地方都市に留まるしがらみも回避するうまいやり方なのかもしれない。ただし他の生き方に比べて、そうした暮らしがよりマシとは即断できない。 少なくとも加藤にとっては、そうではなかった。現住地でのかかわり以上に、ネットの関係にこだわる生き方は、彼を無差別殺人という破局へと連れ出していく。 だとすれば地方暮らしがいいのか、東京暮らしがいいのか、または地方を転々とする第三の道がいいのかは、一概には判断できない。たしかに大都市の生活も、地方の生活も、いまでは住環

    日本人が「移動」しなくなっているのはナゼ? 地方で不気味な「格差」が拡大中(貞包 英之) @gendai_biz
  • 脚本家・山田太一さんの「わが人生最高の10冊」(山田 太一) @gendai_biz

    10冊をあげることなど到底できない 少し遠くなっていた寺山さんが私の作品の感想を言ってくれました。評価してくれたのは'83年の『早春スケッチブック』(フジテレビ)でした。ただ、今回のベストテンには寺山さんのは入れていません。友人は別の領域の大切さです。 1位は15年ほど前に読んだメイ・サートンの『回復まで』。サートンはアメリカの女性小説家ですが、このには彼女自身の'78年から'79年の1年間が日記風に綴られています。 当時の彼女は66歳。自信作を発表した直後でした。ところが、その作品がニューヨーク・タイムズの書評欄で酷評されてしまう。小説の内容が問題にされたのではなく、「彼女は同性愛者だ」と叩かれたのです。 まったく不当な話なのですが、彼女はとても打ちのめされ、小説も書けなくなってしまいます。ようやく自分を取り戻すのは1年後。その過程を書いたのが、このです。良い作品だと思いました

    脚本家・山田太一さんの「わが人生最高の10冊」(山田 太一) @gendai_biz
  • 脚本家・山田太一さんの「わが人生最高の10冊」(山田 太一) @gendai_biz

    人生最高の10冊 4位~10位 4位:『忘れられた日人』 宮常一著 岩波文庫 800円 古き良き農村や漁村の暮らしを民俗学者が掘り起こす。「中でも『土佐源氏』が素晴しい」 5位:『柿の種』 寺田寅彦著 岩波文庫 700円 名随筆家でもあった物理学者の短文集。「忘れた頃に読み返します。何度読んでも新鮮です」 6位:『吉隆明 最後の贈りもの』 吉隆明著 潮出版社 1600円 思想界の巨人が詩や短歌から日を語る。「吉さんは何を語っても刺激されます」 7位:『日への遺言 福田恆存語録』 福田恆存著 中村保男・谷田貝常夫編 文春文庫 486円 優れた批評家・劇作家が日を論じる。「福田さんは高校時代から勝手に師と思っています」 8位:『鶴見俊輔集』(全12巻) 鶴見俊輔著 筑摩書房 入手は古書のみ 「鶴見さんのには教えられます。幅の広い人で、何事も理解しようとする姿勢が凄いです」 9

    脚本家・山田太一さんの「わが人生最高の10冊」(山田 太一) @gendai_biz
  • 日本の伝説を調べたら、驚きの「縄文世界」が浮かび上がってきた(瀬川 拓郎)

    古代海民とアイヌ、ふたつの結びつき 海辺の洞窟と山頂を結ぶ他界伝説は、山形県羽黒山のほか新潟、富山、長野、神奈川、島根など各地の修験道の道場でも語られていた。他界の出口を山頂の沼とする修験者の観念は、アイヌのそれと一致する。かれらもまた縄文の世界観を伝えていたのではないか。 農耕民は、山の女神が平地の田畑と山を往還すると考えていた。この二元的な世界観は、海と山の神の往還という縄文の二元的な世界観の構造的な変容であり、海の神を失った山の女神がひとり平地へ往還する存在になったことを意味しているのではないか。山の女神に海魚を供える奇妙な習俗はその名残だろう。 弥生~古代の海民は、強い呪術性を帯びていたことが考古学的に明らかになっている。なかには呪術者の卜部として古代の王権に仕える者もいた。縄文人の形質的特徴を古墳時代までとどめた南九州の隼人もまた、呪能と芸能によって王権に奉仕した。 強い呪能で注

    日本の伝説を調べたら、驚きの「縄文世界」が浮かび上がってきた(瀬川 拓郎)
  • 森の神々と民俗 新装版|田舎の本屋さん - 農業・食文化・教育・生活の書籍専門店

    → ホーム→ ご利用ガイド→ お問い合わせ→ 特定商取引法に関する表示 → お支払い・送料について→ 個人情報に関する表示→ 組織概要 ホームお問い合わせ特定商取引法に関する表示お支払い・送料について個人情報に関する表示組織概要 一般社団法人 農山漁村文化協会 〒335-0022 埼玉県戸田市上戸田2-2-2 Copyright (C) 2004-2024 Rural Culture Association. All Rights Reserved.

    森の神々と民俗 新装版|田舎の本屋さん - 農業・食文化・教育・生活の書籍専門店
  • 漱石、三島、筒井三部作/四部作の最終作に宗教臭が強いという共通点は「これは虚構だ」と示すため?(その1) - 🍉しいたげられたしいたけ

    蔵書の自炊作業をしていて気づいたことの、何度目かのまとめです。あんまりまとまっていませんが。 夏目漱石の三部作というのは、「中期三部作」すなわち『三四郎』、『それから』、『門』を指します。 三島由紀夫の四部作は、「豊饒の海」シリーズすなわち『春の雪』、『奔馬』、『暁の寺』、『天人五衰』を指します。 筒井康隆の三部作は、「七瀬シリーズ」すなわち『家族八景』、『七瀬ふたたび』、『エディプスの恋人』です。 以下、それぞれの作品のネタバレを含みます。 結論を先に箇条書きで示してしまうと、次のような感じです。 漱石、三島、筒井の三部作/四部作には、最終作に宗教臭が強いという共通点がないか? この共通点は、作者が読者に「これまでの物語は虚構だった」ということを示したいがために生じたのではないか? 漱石、三島、筒井の三部作/四部作には、他にも「一作目の独立性が高い」「二作目がおそらく最高傑作」という共通

    漱石、三島、筒井三部作/四部作の最終作に宗教臭が強いという共通点は「これは虚構だ」と示すため?(その1) - 🍉しいたげられたしいたけ
    deadwoodman
    deadwoodman 2017/12/26
    最後に虚構性が明らかになる物語、存在に対するアンビバレンス、という話の流れから、小野不由美『屍鬼』のカインとアベルの小説内小説を思い出した。