ご覧になりましたか、マリナーズのラストゲーム後のラストラン。肩車されたイチローの嬉しそうなこと。こっちまで、うれし涙を抑えることができませんでした。まさに、今のイチローのすべてを象徴しているシーンだと思います。 実は、第1回WBC(ワールドベースボールクラシック)まではイチローのことを「好き」ではありませんでした。もちろん、稀代のスーパースターであることは認めていても、です。 9年連続200本安打、メジャー最多安打262本など数え上げればきりがない記録の数々。それが、“自分のヒットのことしか関心がない”“チームの成績は二の次”“フォアボールを選ばない利己主義”、など米国のマスコミやチームメートにまで批判される理由を作ったのですから皮肉なものです。 でも、確かに2006年のWBCを見るまでは、私も同じような印象を持っていたのは間違いありません。 何となくカッコつけている、人をちょっと小馬鹿に