最近は何かと物入りなうえに、景気の先行きが不透明さを増しているとあって、無駄な出費をしないように心掛けている。何か欲しい物がある時に考えるのは、この出費を投資で回収するとしたら、いくらの元手でどれぐらいの期間がかかるかだ。低金利が続いている日本では、低リスクで回収しようとするとかなり苦労するから、自然と出費の意欲が削がれるというわけだ。 ところが昨今のREIT(不動産投資信託)の投資利回りは、この気持ちを揺るがすのに十分な水準になっている。なかには年換算で40%などという銘柄も出ている。投資法人としての将来の存続性への懸念が投資口価格を押し下げた結果だろうが、少なくとも利益は継続して出しており、解散価値を考えると、少々下げすぎだと個人的には思う。 右上の図は、内閣府が毎月公表している景気ウォッチャー調査に基づく2~3カ月後の景気見通しを示したグラフだ。景気見通しはDIという指数で示され、数