ピリオドの上のɁは、ラテン語のquaerere(質問する意)の命令形quaereの略形であるのではないかと言われる。一説によれば、ラテン語のquaestio(疑問の意)のqがoの上に位置し、oが点になったものとされる。また、セミコロンに似た字形を持つギリシア語の疑問符である「;」の倒置と考える説もある。[要出典] 一般には、疑問文の最後に、終止符(マルやピリオド)に代えて置かれる。このため、疑問符は文の終わりをも示す(相手の言ったことばを繰り返してオウム返しに問う文や、主語だけの文を含む)。 例 きょう帰る? 「おもしろくないね。」『おもしろくない?』 「おかあさんは?」 また、同意を求める文や無言でいる場合の疑問の気持ちを表すのに用いられる。 例 あそこに見えるでしょう? 「きのう東京駅で、君の姿を見かけたよ。」「?」 文中の語句に確信がなかったり、不適切かもしれないと思ったりした場合に
ウムラウト(独: Umlaut)とは、ゲルマン語派のいくつかの言語において見られる母音交替現象、またはそれによって変化した母音を示すためのダイアクリティカルマーク(発音区別符号)で、ラテン文字の母音字の上部に付される横並びの2点「¨」のこと。上の母音交替現象そのものと区別するため「ウムラウト記号」と呼ぶことがある。 アクセントのある母音が、後続の i, e 等の前舌母音の発音に引きずられて e に近い発音になる現象。ゲルマン語において多く見られる。 また、アクセントのある母音が 後続の後舌母音 u, o によって発音変化を起こす場合もあるが、これもウムラウトの一種とされる場合がある(i-ウムラウト参照)。一例として、英語で足を意味する foot の複数形 feet の母音も、i-ウムラウトによって生じたものである。古英語では足の単数形は fōt で、文献以前の英語ではこれに複数語尾 *iz
$(ドル、ドラー、ダラー、ペソ)は、通貨記号の1つ。ドル記号 (ドルきごう、dollar sign)、ペソ記号 (ペソきごう、signo de pesos)。 ドル、ペソのほか、主にスペイン語・ポルトガル語圏のさまざまな通貨で使われる。 縦線は1本($)と2本()のグリフがある。ドルなどはどちらでもいいが、一部の通貨では常に(コンピュータ上を除き)2本である。更に、表示や印字が潰れるなどの技術的な問題や、それを模した意匠のために、Sの上下だけに棒があり中間部が無いものもある。また、Sのフォントが飾られている場合もある。 LaTeXでは、縦線が2本の$記号を「\textdollaroldstyle」で表示できる。 最古の確かな使用としては、1770年代、イギリス領北アメリカとメキシコとの間のビジネス文書で、スペイン領メキシコ・ペソの記号として使われた。なお、当時のペソは、ピアストル、(英語圏
単価記号(たんかきごう)とは記号「@」。 JIS X 0208 における日本語通用名称「単価記号」に[1]後に制定された JIS X 0213 においてアットマークと言う別称が加えられた[2]。「a」を丸で囲んだ「ⓐ」とは別字。 「@」は会計において一般に用いられる略記号。例えば「商品7個 @ $2 = $14」(商品7個 各単価2ドル 小計14ドル)のように請求書などに用いられていた。レイ・トムリンソンが電子メールのメールアドレスに用いたので1990年代後半以降に身近な記号になっていった。 ANSI、CCITT、Unicode による文字コード規格では、いずれも「commercial at」(コマーシャルアット)が公式名称である。Unicode はさらに「at sign」を代替名称としている[3]。英語では一般に「at @」あるいは「at symbol」などと呼ばれ、文章中では単に「at
合字(ごうじ、英: Ligature;リガチャー)とは、複数の文字を合成して一文字にしたもの。抱き字、連字[1]とも呼ばれる。ユリウス・カエサルの表記「Julius Cæsar」の「æ」(aとe)が典型的な合字の例である。 ラテン文字の代表的な合字 合字には、いくつかのステージが認められる。 筆記体の影響などから、デザイン上、単に複数の文字をくっつけて書いたもの。 活版印刷において、スペースを調整する目的(カーニング)により、いくつかの文字をくっつけた活字を作り、必要に応じて使用したもの。 fi(fi), fl(fl) など、特定の組み合わせについて、統一的に合字を使うようになったもの(F#合字)。 PC にあっては、文字コード体系によってはこれらの合字に独立したコードを与えており、一部の欧文フォントはそれに対応し、字形を持っている。一部の組版ソフト(DTPソフト)は、本来の文字コードと独立し
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