米ニューヨークのイーストハーレムで「K2」または「スパイス」と呼ばれる合成大麻を吸う用意をする男性(2015年8月5日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Spencer Platt 【8月21日 AFP】「K2」「スパイス」「Bizarro」「Scooby Snax」「Kryp2nite」「Stoopid」──さまざまな商品名で売られている偽大麻(脱法ハーブ、危険ドラッグに相当)に対し、当局が警鐘を鳴らしている。 米国の警察や公衆衛生局によれば「合成大麻」の過剰摂取が原因とみられる死亡例や薬物関連の犯罪件数が全米で急増している。米麻薬取締局(DEA)のチャック・ローゼンバーグ(Chuck Rosenberg)局長は米公共ラジオ局NPR で、こうした事例は「全米の至る所で発生している」と話した。 偽大麻は主に中国から輸入され、安価で入手できる。含有される化学合成成分の化学構造を少