フランスにある、古代ヨーロッパケルト人(ガリア人)居住地域の発掘作業を行っていた学生グループが、土中に埋められていた壺の中からガラス瓶を発見した。 瓶の中には非常に保存状態の良いメモが入っていた。このメモを書いたのは、19世紀の考古学者、P.J.フェレ氏だ。 彼のメッセージは、200年の時を超えた未来の考古学者へ託された、タイムカプセルだったのだ。 遺跡の発掘中にガラス瓶に入ったメモを発見 2024年9月16日、フランス・ノルマンディーの海岸沿いにあるディエップという町の近くで、学生のボランティアグループが遺跡の発掘を行っていた。 この日、学生たちは掘り進むうちに、土器の壺に入ったガラスの小瓶と2枚のコインを発見した。 ここは、ガリア人(古代ローマ人にガリアと呼ばれたケルト人の一派)が居住していた地域だ。 今回発掘が行われていた遺跡は、ローマ帝政時代には属州だったとされるエリアにあり、「カ