みなさんはホラー映画を観ていて、どの瞬間に強い恐怖を感じるでしょうか? 例えば『13日の金曜日』シリーズで、殺人鬼のジェイソンが扉の陰からバッ!と飛び出してくる瞬間は確かに恐怖を覚えるシーンです。 しかし意外に一番怖いのは、ジェイソンがいつどこから飛び出してくるかわからない、あの「宙吊りの時間」ではないでしょうか。 米カリフォルニア大学デービス校(UC Davis)の最新研究は、この仮説を見事に証明するものでした。 チームの報告によると、人々は恐怖の出来事そのものよりも、いつ起こるか知れない恐怖の出来事を「今か今か」と予期している時間にこそ、最も強い不安感や恐怖を覚えることが示されたのです。 研究の詳細は2024年6月20日付で心理学雑誌『Computational Psychiatry』に掲載されています。 Scientists prove Alfred Hitchcock right,