福島県・吾妻山では7月上旬頃から低周波地震が再び増加しています。 今日18日(火)、気象台は解説情報を発表しました。今後の火山活動の推移に留意してください。 吾妻山では、大穴火口付近が震源と推定される低周波地震が7月上旬頃から再び増加しています。 6月19日から今日7月18日9時までの30日間の低周波地震は合計で41回観測しており、7月以降では36回発生しました(速報値による)。低周波地震を除く火山性地震について、増加は認められません。また、火山性微動については、5月12日以降は観測されていません。 浄土平に設置している傾斜計では、3月上旬以降、西(大穴火口)方向の隆起を示す緩やかな変化がみられています。6月19日に実施した現地調査により、大穴火口周辺の一部でわずかな地熱域の拡大がみられていますが、監視カメラによる観測では、大穴火口付近及びその周辺の噴気の状況や地熱域に特段の変化は認められ