尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海外側にある接続水域で22日、中国海警局の船2隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは153日連続。
中国海警局の艦船が1月から、沖縄県・尖閣諸島周辺の日本領空を飛行する自衛隊機に対して、中国の「領空」を侵犯する恐れがあるとして退去するよう無線で警告し始めたことが3日分かった。複数の関係筋が明らかにした。既に数回警告しており、海警局の新たな任務として開始した可能性がある。領有権の主張を強化するよう求めた昨年11月の習近平国家主席の指示を受けた措置とみられる。 日本政府は、警告は「断じて受け入れられない」として外交ルートで反論したが、公表は見送った。海警局はこれまで、尖閣周辺で領海侵入や接続水域航行を日常的に繰り返し、日本の漁船を追尾してきた。空域への領有権主張も常態化すれば、日中対立のさらなる激化も予想される。 関係筋によると、尖閣周辺の接続水域を航行する海警局艦船が1月以降、日本領空を飛ぶ海上自衛隊機に対し、領空侵犯の恐れがあるとして無線で「直ちに退去しなさい」と伝え始めた。(共同)
松野博一官房長官は25日午後の記者会見で、同日午前に中国海警局所属の船舶2隻が尖閣諸島(中国名:釣魚島)周辺の領海に侵入したことを受け、中国海警局の船舶による接続水域内の航行や領海侵入などの活動が相次いでいる状況を「極めて深刻に考えている」と述べた。写真は2021年10月、都内で撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [東京 25日 ロイター] - 松野博一官房長官は25日午後の記者会見で、同日午前に中国海警局所属の船舶2隻が尖閣諸島(中国名:釣魚島)周辺の領海に侵入したことを受け、中国海警局の船舶による接続水域内の航行や領海侵入などの活動が相次いでいる状況を「極めて深刻に考えている」と述べた。
Published 2022/07/04 17:53 (JST) Updated 2022/07/04 18:09 (JST) 沖縄県の尖閣諸島周辺で4日朝、日本領海の外側にある接続水域を航行した中国海軍のフリゲート艦は、ロシア海軍のフリゲート艦が入ってから約40分後、追いかけるように接続水域に進んだことが4日、防衛省への取材で分かった。ロシア艦は、沖縄を通過した台風4号を避けるため、尖閣付近にいたとみられる。防衛省は、中国艦がロシア艦に対応して移動し、監視などに当たった可能性があるとみている。 中国は尖閣諸島の領有権を主張。周辺では、中国海警局の船舶による日本領海への侵入が常態化している。今回の行動は、日本以外の国にも自らの主張を誇示しようとする意図もあるとみられる。
第11管区海上保安本部(那覇)は23日、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で22日に領海侵入した中国海警局の船2隻が、引き続き領海内にとどまっていると発表した。尖閣周辺での領海侵入は4日連続となり、今年25日目。 11管によると、2隻は日本漁船1隻の動きに合わせて20日未明に領海に入り、21日夜に退去したが、漁場を移動した漁船に続いて22日未明に再び侵入した。海保が周囲に巡視船を配備して安全を確保し、中国船に領海から出るよう警告した。 領海外側の接続水域でも23日、別の中国船2隻が航行し、うち1隻は機関砲のようなものを搭載。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは131日連続で、平成24年9月の尖閣国有化以降で最長の連続日数を更新した。
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