パレスチナ自治区ガザ地区南部ハンユニスのアル・マワシ地区で、避難民がテントで暮らしていた場所がイスラエル軍の空爆に遭い、少なくとも40人が殺害され、数十人が負傷したという。イスラム組織ハマスがガザ地区で運営する民間防衛当局が10日早朝、BBCに明らかにした。
イスラエル軍の爆撃により立ち上る煙。パレスチナ自治区ガザ地区中部の避難民キャンプで(2024年8月22日撮影、資料写真)。(c)Eyad BABA / AFP 【9月6日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム勢力ハマス(Hamas)は5日、ガザ紛争の停戦合意に向けて「実質的な圧力」をイスラエルにかけるよう米国に求めた。 ハマスとイスラエルは停戦と人質交換をめぐる交渉の停滞について相互に非難し合っている。 カタールを拠点として、ハマスの交渉団を率いているハリル・ハイヤ(Khalil al-Hayya)氏は米国に対し、「ネタニヤフ氏と彼の政府に実質的な圧力をかける」ことと、「イスラエルに対する無条件の支持をやめる」ことを求めた。 一方、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は「交渉は進行していない」と発言。「残念ながら(合意には)まだ遠
ハマスの最高指導者ハニヤ政治局長の追悼式に集まった人々=1日、イラン首都テヘラン/Majid Asgaripour/WANA/Reuters (CNN) イランの首都テヘランでイスラム組織ハマスの最高幹部ハニヤ政治局長(当時)が殺害されたことを受けてイランが約束している報復攻撃について、イラン政府が性急な行動は取らず時間をかける考えであることがわかった。イラン精鋭部隊の革命防衛隊(IRGC)の報道官が明らかにした。 国営メディアは20日、報道官の発言として、「時間は我々に味方しており、この対応のための待機時間は長引く可能性がある」と報じた。 IRGCの元総司令官モフセン・レザーイー氏は20日、テヘランでCNNの取材に答え、「イランの行動は非常に計算されたものになるだろう」と述べた。 中東地域は、ハニヤ氏のほかレバノンのシーア派組織ヒズボラの司令官も殺害され、緊張が高まっている。 イスラエル
イスラエルを訪れているアメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は19日、ガザ地区での停戦合意につながるアメリカの「橋渡しとなる提案」を、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が受け入れたと明らかにした。次は、イスラム組織ハマスがそれを受け入れるか次第だと、長官は述べた。 ブリンケン長官とネタニヤフ首相は同日、テルアヴィヴで会談。首相は「前向き」な会談だったと述べた。ハマスが今も拘束する人質の解放や、イスラエルの安全確保を考慮したアメリカ側の提案を、イスラエルとして支持する姿勢を、首相は改めて示したと首相は明らかにした。 ネタニヤフ首相との協議後にテルアヴィヴで記者団を前にしたブリンケン長官は、停戦と人質解放の合意へと進むことは「すさまじく喫緊の課題だ」として、「私たちは決してあきらめない」と強調。合意が遅れればその分だけ人質が大勢、亡くなる恐れがあるほか、今後新たな障害が出現すれば合意の妨
(CNN) イスラム組織ハマスの軍事部門「カッサム旅団」は7月31日、イスラエルが占領するパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区のヘブロン近くで「2件の銃撃作戦」を実行したと明らかにした。イスラエルがハマス最高指導者のハニヤ政治局長を殺害したことへの報復としている。 カッサム旅団は声明で、ヘブロン近くでの作戦はハニヤ氏殺害に対する迅速な報復の始まりとし、これを皮切りに今後数日間、作戦が続くと布告した。 イスラエル軍はヘブロンの北東部で銃撃を受け、刺された市民1人が病院に運ばれたと明らかにした。 イスラエルの救急医療組織(MDA)によると、50歳の男性がヘブロン郊外の入植地キルヤト・アルバ近くの路上で刺され、重傷を負った。イスラエル軍が明らかにした事件と同一の事案かどうかは不明。 イスラエル軍とイスラエル総保安庁(ISA)はその後、「数時間にわたる作戦」で襲撃に関わる容疑者1人を取り押さえたと明
イラン・テヘランで最高指導者アリ・ハメネイ師(右)と会談するイスラム組織ハマスの最高指導者イスマイル・ハニヤ氏。ハメネイ師の事務所提供(2024年7月30日撮影)。(c)AFP PHOTO /KHAMENEI.IR 【7月31日 AFP】イランの最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師は31日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)の最高指導者イスマイル・ハニヤ(Ismail Haniyeh)氏が首都テヘランで殺害されたこと受け、イスラエルに「厳罰」を与えると誓った。 ハマスは同日、ハニヤ氏がイランの首都テヘランでイスラエルの攻撃により殺害されたと発表した。 ハメネイ師は「犯罪者でありテロリストであるシオニスト政権は、この行為により自らに厳しい罰を招くこととなった。ハニヤ氏はイランの領土で殉教した。その血に対する復讐はわ
ハマスの襲撃を受け、イスラエル南部の音楽祭会場に放置された焼け焦げた車両(2023年10月10日撮影)。(c)JACK GUEZ / AFP 【6月25日 AFP】昨年10月7日のイスラム組織ハマス(Hamas)によるイスラエルへの越境攻撃の際に死亡した犠牲者の家族がこのほど、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が攻撃をほう助したとしてフィリップ・ラザリニ(Philippe Lazzarini)事務局長らを相手取り米ニューヨークの裁判所に提訴した。 訴状によると、家族側はUNRWAについて、「10月7日の攻撃までの10年間、ハマスが攻撃に必要とするテロのインフラと要員を増強するのを支援してきた」と指摘。具体的には、「ハマスが武器や爆発物などテロに使う物資を密輸入するのに必要な資金に充当するため、米ドルを現金で意図的に提供した」と主張している。 家族側はニューヨークで提訴したことにつ
イスラエルのネタニヤフ首相は23日、ガザ地区でのハマスとの衝突について「激戦の局面は終わろうとしている」と述べた/Jack Guez/Pool/Getty Images (CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は23日、パレスチナ自治区ガザ地区でのイスラム組織ハマスとの衝突について「激戦の局面は終わろうとしている」と述べ、軍の焦点がレバノン国境へ移る可能性を指摘した。 国内のテレビ局「チャンネル14」とのインタビューで語った。ハマスとの戦闘が始まった昨年10月7日以降、ネタニヤフ氏が国内メディアと一対一でインタビューに応じたのは初めて。 ネタニヤフ氏はさらに、ハマスに拘束された人質の一部帰還に向けた「部分的な合意」の用意があるとも述べた。ただし「ハマスを壊滅させるという目標を達成する」ために、停戦後も戦争は続行すると改めて主張し、「あきらめるつもりはない」と言明した。 その後の見通しについて
パレスチナ自治区ガザで作戦に従事するイスラエル兵。イスラエル軍提供(2024年6月14日撮影・提供)。(c)AFP PHOTO / Handout / Israeli Army 【6月16日 AFP】イスラエル軍は16日、パレスチナ自治区ガザ(Gaza Strip)への援助物資の搬入促進のため、ガザ南部の一部地区で日中の軍事活動を「一時停止」すると発表した。 軍は声明で、「ケレムシャローム (Kerem Shalom)検問所から北に向かうサラアルディン通り(Salah al-Din Road)沿いで当面、毎日午前8時から午後7時まで人道目的のため局地的かつ戦術的に軍事活動を一時停止する」とした。 国連(UN)などとの協議後、「ガザ向けの人道支援物資の量を増やす」取り組みの一環として、今回の決定が下されたと説明している。 イスラエルは、ケレムシャローム検問所などを経由した支援物資の搬入を促し
イスラエル軍の攻撃を受けた建物=9日、パレスチナ自治区ガザ地区中部/Abed Khaled/Reuters レバノン・ベイルート(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区に依然として拘束されている120人の人質の命運は、長引く流血の紛争に終止符を打つあらゆる取り決めにとって極めて重要だ。現地ではイスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘が続いている。しかしハマスの高官はCNNの取材に答え、生存している人質の人数は「誰にも分からない」と明らかにした。その上で、人質を解放するためのいかなる協定も恒久的な停戦の保証とイスラエル軍のガザからの完全撤退を盛り込むものでなくてはならないと強調した。 レバノンの首都ベイルートで行われたCNNとのインタビューの中で、ハマスの政治部門のメンバーで報道官を務めるオサマ・ハムダン氏は、膠着(こうちゃく)状態に陥った停戦協議に対するハマスの立場などについて語った。 同氏は俎
パレスチナ自治区ガザ地区中部ヌセイラトの避難民キャンプで国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する学校で、前日のイスラエル軍の空爆による被害を調べる国連調査委員会の専門家(2024年6月7日撮影)。(c)Eyad BABA / AFP 【6月12日 AFP】(写真追加)パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での紛争に関する国連(UN)の独立調査委員会は12日、イスラエルが「殲滅(せんめつ)」を含む「人道に対する罪」を犯したと結論付けるとともに、イスラエルおよびイスラム武装組織ハマス(Hamas)が共に戦争犯罪を行ったと報告した。 調査委員会の報告書は、イスラエルが戦争犯罪、人道に対する罪、国際人道法および国際人権法違反を犯していると認定。ガザ地区の民間人に対し、「広範あるいは組織的な攻撃」が行われていると指摘した。 さらに「委員会は殲滅、殺人、パレスチナ人男性および少
国連安全保障理事会は10日、アメリカが提示したイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦案を支持する決議案を採択した。 この停戦案は、「全面的かつ完全な停戦」、ハマスに拘束されている人質の解放、死亡した人質の遺体の返還、パレスチナ人囚人の交換――を条件としている。
(CNN) 国際刑事裁判所(ICC)がイスラエルのネタニヤフ首相らに対する逮捕状を請求したことに西側諸国から批判が集中するなか、フランスはICCへの支持を表明した。 仏外務省は20日深夜の声明で「イスラエルについては、ICCの予審裁判部が検察からの証拠を調べたうえで逮捕状を出すかどうかの決断を下す」と指摘し、フランスはICCとその独立性を支持すると言明した。 声明はさらに、パレスチナ自治区ガザ地区で多数の民間人が死亡し、人道的アクセスが確保できない状況に対して、フランスは何カ月も前から国際人道法の厳守を呼び掛けてきたと強調した。 ICCの逮捕状請求に対しては、米国をはじめとする西側諸国が強い反発を示している。 一方でフランスはこれまでも、国連安全保障理事会で米国が停戦決議案に拒否権を行使したことを非難するなど、イスラエルへの強硬姿勢を貫いてきた。
イスラエル国防軍(IDF)は7日、パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファとエジプトを結ぶルートの検問所について、パレスチナ側を同軍の「作戦統制下」に置いたと発表した。 昨年10月にイスラエルとイスラム組織ハマスの間で戦争が始まって以来、ラファ検問所は援助物資の重要な入り口であり、人々が逃げ出すことのできる唯一の出口となっている。
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