週プレNEWS TOPニューススポーツ川淵三郎が明かす「Jリーグ史上最大の危機」。99年フリューゲルス消滅の前後、多くのクラブが資金難に。初代チェアマンはどう乗り越えたのか? Jリーグ初代チェアマン・川淵三郎が自著の中で「大きなトラウマ」と書く、1999年の横浜マリノスとの合併による横浜フリューゲルスの消滅。だが当時、ほかにも多くのクラブが赤字経営で危機に瀕していたという。 それから約四半世紀、今まで公には詳細を明かしてこなかった、各クラブの存続に奔走した「綱渡り」の日々を川淵が語る。(本文中の名称、役職、所属は当時のものです) * * * ■50万人の署名から始まったアビスパ福岡 「福岡、仙台、鳥栖(とす)、ベルマーレ、神戸......、今、勘定したら本当に危なかったクラブが10ぐらいあった。世間には出ていない話がたくさんある。いつか、それを書いてもらいたいと思っているんだ」 日本プロサ