2021年9月末、日本製鉄がトヨタ自動車と続けていた半年間にわたる協議が物別れに終わった。「トヨタを訴える」。日鉄が出した結論に経済界が震撼(しんかん)した。実はあわてたトヨタ首脳が、日鉄が提訴を決める直前に電話を入れ「見直してもらえないか」と懇願したが両者の溝は埋まらなかった。程なくして日鉄はトヨタを提訴するという決断を下した。トヨタは日鉄にとっては最大の顧客だ。単に供給量が大きいというだ
兵庫県にある日本製鉄の工場で先月、エックス線を使う測定装置の点検中に事故が起き、男性社員が年間の限度量の数倍から数十倍に及ぶ大量の被ばくをした可能性があることが関係者への取材でわかりました。事故を重く見た厚生労働省は通知を出して同様の測定装置を使っているほかの企業に被ばく防止の徹底を求めるとともに労働基準監督署などが事故の状況を調べています。 日本製鉄や警察などによりますと先月29日、兵庫県姫路市にある日本製鉄の瀬戸内製鉄所の工場でエックス線を照射する測定装置の点検をしていた30代と50代の男性社員2人が翌日の30日になって体調不良を訴え、病院を受診しました。現在、2人は高度な被ばく医療を提供する広島大学の医療施設で検査や治療を受けています。 関係者によりますと、2人は29日の作業でエックス線を一定時間、浴びた可能性があり法令で定められている1年間の被ばく限度の50ミリシーベルトを大幅に超
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く