黒江防衛次官、辞任へ=監察結果、28日公表-日報問題 南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の日報問題をめぐり、防衛省の黒江哲郎事務次官が混乱の責任を取って辞任することが27日、分かった。政府関係者が明らかにした。陸上自衛隊トップの岡部俊哉陸上幕僚長も既に辞任の意向を固めている。防衛省は防衛監察本部による特別防衛監察の結果を28日に公表、合わせて幹部の処分も示す。 関係者によると、政府は黒江氏の後任に豊田硬官房長を充てる方向で調整している。 日報問題をめぐっては、昨年10月の情報公開請求に対し、陸自が12月に「廃棄した」と説明した。しかし、今年1月、陸自内にデータが残っていたことが判明。黒江氏と岡部氏らは2月、データの扱いについて対応を協議し、防衛省関係者によると、その場で「個人で保存していたもので公文書には当たらない」として公表の必要はないとの認識で一致した。 特別防衛監察で