徳島県阿波市議会の本会議を欠席し、ネパールに旅行していた藤川豊治副議長(70)が18日、市民や議会に迷惑を掛けたとして副議長の辞任届を出した。市役所で記者会見し、旅行は趣味の登山をするためだったと説明。「仲間2人と2年前から計画していた。どうしても登りたかった」と話した。 藤川副議長は妻の体調不良を理由に、9月26日の決算審査特別委員会を早退し、27日に出国した。29日の本会議は「健康診断のため」として欠席し、今月17日に帰国した。記者会見では、いずれの理由も虚偽だったと明かし「認識が甘かった」と謝罪した。 一方、「市民や議会のことは考えなかったのか」との質問には「登ることに一生懸命だった」と答えた。本会議より趣味を優先したことにも「秋がベストシーズンで天候も安定しているから」と淡々と語った。 市議会はこの日、藤川副議長に説明を求める全員協議会を開催。江沢信明議長によると、他の議員から議員