新型コロナウイルスの感染拡大で7日に緊急事態宣言が出される中、石川県の谷本正憲知事は9日、対象地域から県内への人の流入について、「交流を増やすのは地域を活性化させる」と述べ、自粛を呼びかける考えはないことを明らかにした。政府や宣言の対象外地域の知事から往来自粛を求める声が相次ぐ中、3月末に東京都民らに石川への観光をPRしたのに続く突出した発言で、感染者が66人(8日時点)と急増する県内からは不安の声が出ている。【阿部弘賢、井手千夏】
新型コロナウイルスの感染拡大で7日に緊急事態宣言が出される中、石川県の谷本正憲知事は9日、対象地域から県内への人の流入について、「交流を増やすのは地域を活性化させる」と述べ、自粛を呼びかける考えはないことを明らかにした。政府や宣言の対象外地域の知事から往来自粛を求める声が相次ぐ中、3月末に東京都民らに石川への観光をPRしたのに続く突出した発言で、感染者が66人(8日時点)と急増する県内からは不安の声が出ている。【阿部弘賢、井手千夏】
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて東京都が週末の外出自粛要請を出す中、石川県の谷本正憲知事は3月27日に都民らに向け「無症状の人は(東京から)お越しいただければ」と県内への観光をアピールした。感染拡大で打撃を受ける県内経済に気配りした格好だが、首都圏との往来に注意を促す地方の自治体が多い中、異例の発言で、県内からは戸惑いの声も上がる。国の専門家会議は無症状者からの感染にも注意を呼びかけていて、専門家は「この時期に警戒を解いては絶対にいけない」と指摘している。 県は主催イベントを一律自粛していた方針を20日に転換。谷本知事は27日の会議で国の名勝「兼六園」(金沢市)の無料開放などを公表した後、報道各社の取材に「自粛疲れ」した都民に向けて「息抜きしたければ、無症状の人はお越しいただければ。新幹線もあり、2時間半で来られる」と述べた。
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