印刷 サッカー元日本代表の松田直樹選手(当時34)が練習中に倒れ、急性心筋梗塞(こうそく)で亡くなった。AED(自動体外式除細動器)があれば救えたかも――。松田選手を知る県内の関係者はAEDの普及を訴える。 6年前と同じ悲劇が起きてしまった――。サッカークラブ「奈良クラブ」(奈良市)の矢部次郎選手(33)はつらい過去を思い出す。 2005年2月。当時所属していたJリーグ下部組織のJFL「FCホリコシ(現・アルテ高崎)」(群馬県高崎市)の練習グラウンドで、ランニングしていたGKの選手(当時21)が突然、倒れ込んだ。チームメートが人工呼吸を施したが、意識不明のまま病院に。矢部選手らは数日間病院に詰めて回復を祈ったが、帰らぬ人となった。 松田選手が倒れたグラウンドと同じく、AEDはなかった。矢部選手は「当時は今ほどAEDが認知されておらず、必要性も叫ばれていなかった」と振り返る。 奈良
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