焦点：ボーイング787型機問題、迅速な運航再開承認は望めず３月５日、米航空機大手ボーイングは７８７型機について、改善策が当局からの承認を得れば速やかに運航が再開できるとの見通しを示したが、当局の動きはそれほど素早くはないかもしれない。写真は１月、高松で撮影（２０１３年 ロイター／Issei Kato） ［ニューヨーク ５日 ロイター］ 米航空機大手ボーイングは今週、バッテリーで問題が発生した７８７型機（ドリームライナー）について、改善策が当局からの承認を得れば速やかに運航が再開できるとの見通しを示した。しかし当局の動きはそれほど素早くはないかもしれない。 米連邦航空局（ＦＡＡ）は運航再開の承認で類まれな困難に直面しているが、その一端はＦＡＡの上部機関である米運輸省のラフード長官の発言に起因している。長官は問題発生の早い段階で「安全を１千パーセント確認するまで飛行を認めない」と約束してしまったのだ。
