[マドリード 3日 ロイター] 欧州連合(EU)は3日、レアル・マドリード(スペイン)を含む複数の欧州クラブに対し、国からの違法な援助があった疑いがあるとして、調査していることを明らかにした。 国際的な監査法人デロイトが1月に発表したランキングで2011─12シーズンの収入が世界1位のレアルは、ショッピングモールや複合ホテルの建設を巡る土地取引で、マドリード市議会から優遇されていた疑いを持たれている。 英インディペンデント紙は、1996年にレアルと市議会の間で交わされた取引に、EUの協定第87条に反する違法な援助があったと報じた。レアルに町の一等地を提供できるように、市議会がクラブに対する負債を過大に計上したとされている。