トランプ大統領は15日、米ミシガン州で自動車業界の幹部と会合を開き、トヨタ自動車に対し、米国に新工場を建設するよう改めて求めた。トヨタはすでに今後5年で米国に100億ドル(約1・1兆円)を投資する計画を表明しているが、トランプ氏は新工場建設にこだわりを見せた。 会合には自動車メーカー幹部など約20人が出席。トランプ氏は「あなた方がメキシコに作ったような近代的な工場を米国内に建てて欲しい」と話した。 地元紙デトロイト・ニュースによると、なかでもトヨタのジム・レンツ専務役員に対して「ここに工場を建てないとだめだ。大変なのはわかるが、建設しないといけない」と話し、レンツ氏は「理解しています」と答えたという。 トヨタはインディアナ州にある工場への投資や、雇用拡大などを表明している。ただ、トランプ氏はあくまで新工場の建設を求める姿勢を強調した。(サンフランシスコ=宮地ゆう)