11月12日、欧州宇宙機関(ESA)は、無人探査機「ロゼッタ」が放出した着陸機「フィラエ」が、7時間かけて彗星(すいせい)の表面に着陸したと発表した。写真はフィラエの降下中に撮影された彗星。ESA提供(2014年 ロイター) [ベルリン/フランクフルト 12日 ロイター] - 欧州宇宙機関(ESA)は12日、無人探査機「ロゼッタ」が放出した着陸機「フィラエ」が、7時間かけて彗星(すいせい)の表面に着陸したと発表した。彗星着陸は世界で初めて。 ESAによると、「フィラエ」は12日GMT1600(日本時間13日午前1時)頃、予定通り、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着陸した。同機は彗星に穴をあけ、内部の組成を調べる予定。 ただ、「フィラエ」が着陸に向けて降下する際、同機を固定する装置が作動せず、計画されている調査に影響が出る可能性もあるという。 「ロゼッタ」は10年5カ月4日をかけて同彗星に近