放射線量下がり県警が独自ガイドラインで遺体収容 福島第1原発から半径20キロ圏内の大熊町で高い放射線量が測定された男性の遺体が見つかり、二次被ばくなどの問題から遺体の収容を断念していた県警は1日までに、放射線を浴びた遺体の収容に関する独自のガイドラインを作成。ガイドラインに基づき、同日、遺体を収容したと発表した。 県警によると、放射線測定部隊などからなる十数人の警察官が同日、原発から約5キロの現地に入り線量を測定。除染が必要な基準を下回っていたため午後1時30分ごろ、遺体を収容、圏外に運び検視を行っている。検視が終わり次第、県内の安置所に運ぶ。県警は線量が下回った要因として、時間の経過を挙げている。 県警は、厚労省や原子力安全・保安院など専門的な知見に基づいてガイドラインを策定した。線量の上限は設けていないといい、測定した線量に関するデータ、気象条件などから、遺体を安全に収容、検視し