政界入りする前は、ハーバード大学で国際政治学の教鞭をとっていた“ドクター・キッシンジャー”。当時、そこで学んだ者の中には中曽根康弘元首相もいた。日本と中国、そしてアジア諸国にとっても非常に重要な役割を果たし、今でもその影響力は世界的にみても最大級である 女子のW杯ドイツ大会やメキシコで開催されているU-17のW杯、そして開幕したばかりの南米選手権等々と国際大会は目白押しだが、5月末から新シーズンが始まる8月頃まではメディアの欧州組にとってもつかの間の「オフ」となる。 しかしこのオフの期間に、奇妙な場外戦が注目を集めることになった。FIFAの会長選挙を巡る騒動である。 前哨戦では4選を狙うゼップ・ブラッター会長に対して、FIFAの理事でアジアサッカー連盟の会長を務めるモハメド・ビン・ハマムが出馬を表明。一騎打ちが展開されるかと思いきや、途中からは泥仕合の様相となる。贈収賄疑惑が取りざたされた