北海道砂川市で2018年8月、市の要請を受けクマを駆除した猟友会のハンターの男性が、建物に向けて発砲したとして所持許可を取り消されたのは不当だとして、北海道に処分の取り消しを求めている裁判が10月1日行われ、証人尋問で当時の状況を巡り現場にいた4人が証言しました。 訴状などによりますと、北海道猟友会砂川支部長のハンター池上治男さん(72)は2018年8月、市の要請を受け、農政課の職員や砂川署の警察官立ち合いのもと、子グマ1頭を猟銃で駆除しましたが、2019年4月に「建物に弾丸が届く恐れのある発砲だった」として、北海道公安委員会から猟銃の所持許可を取り消されました。 裁判で池上さんは北海道を相手に処分の取り消しを求め提訴し、2020年7月の初弁論で池上さんは「現場の警察官も問題ないと打合せし、適正な手続きをしてヒグマを駆除した」と主張。北海道は請求棄却を求めていました。 10月1日に行われた