【ワシントン共同】国際天文学連合(IAU)小惑星センターは25日、太陽系外から飛んできた可能性がある彗星を発見したと発表した。確認されれば、恒星間の軌道を飛行する初の彗星となる。 彗星は、米ハワイ大の望遠鏡が発見した「C/2017U1」。現在は地球の軌道と火星の軌道の間を飛んでいるとみられる。世界各地の天文台が30回以上観測した結果、太陽系の外からやってきた可能性があることが分かった。 同センターは「大きな双曲線軌道を描いているようだ」としている。オーストラリアのメディアは「方角としては、比較的近くにある、こと座のベガから来たようにみえる」と報じた。