東京電力福島第1原発事故の影響で、御殿場市に拠点を移している日本サッカー協会のサッカーエリート育成校「JFAアカデミー福島」の選手たちも、歓喜の余韻がなかなかさめなかった。 藤枝市出身のMFで高校3年、川島はるなさん(18)は「もっともっと練習して頑張らないと、自分があの場所に立っても勝てないと思った。日本が勝てたのは、意識とか気持ちが高くて、最後まで集中力を切らさなかったからだと思う。とにかくすごいです」と喜びをかみしめていた。 静岡市出身のGKで高校3年生、浦田佳穂さん(18)も「DFと中盤がサポートし合う協調性があれば、世界と戦えることがよく分かる試合だった。(もし米国の得点源、ワンバック選手が突っ込んできたら)今の自分なら怖がって受け身になっちゃうかも(笑)。将来は絶対になでしこと同じあの場所に立ちたいです」と誓った。