6日午前6時半頃、大分市政所(まどころ)のJR日豊線大在(おおざい)駅の線路や周辺の草むらに、ハイヒールなど女性用の靴7足が投げ込まれているのが見つかった。回収作業の影響で、日豊線は始発を含む上下計5本の列車が最大で27分遅れた。影響人員は不明だという。 大分県警大分東署によると、午前5時頃、駅近くに住む女性(48)から「夫が線路に靴を投げ入れた」とJR九州に電話があり、同署やJRの計5人で捜索した。 同署は往来危険容疑で捜査。会社員の夫(54)を任意で事情聴取したところ、5日夜、靴を駅のフェンス(高さ約2メートル)越しに投げ込んだことを認めた。夫は「夫婦げんかをした。腹いせに妻が大事にしていた靴を投げ捨てた。フェンスの内側なら取りにくいと思った」と話したという。