東日本巨大地震に伴う被災地支援活動で米軍側のトップを務めるウォルシュ米海軍太平洋艦隊司令官は26日、防衛省内で折木良一統合幕僚長と約2時間会談し、東京電力福島第一原子力発電所事故の対応などについて協議した。 司令官は会談終了後、記者団に、「日米の協力関係は非常に強力だ。(米側には)核分野の識見と経験を持った多くの要員がおり、彼らのできることはすべて自衛隊と共有する」と述べ、全面的に協力する意向を示した。 米軍は、在日米軍司令部がある東京・横田基地の要員を増やし、防衛省中央指揮所、陸上自衛隊東北方面総監部(仙台市)に設置した「統合任務部隊」との情報共有などの連携を強化している。