米航空宇宙局(NASA)は26日、ケプラー宇宙望遠鏡の観測データを統計的に分析し、太陽系外の恒星305個の周囲を計715個の惑星が回っているのを新たに確かめたと発表した。 ほとんどの惑星は地球の4倍以下の大きさ。うち4個は地球のように恒星から適度な距離にあるが、実際に生命を育む環境があるかどうかは不明だ。太陽系のように複数の惑星を持つ天体の成り立ちを探る手掛かりになるとしている。 ケプラー望遠鏡は地球に似た惑星を探すのが目的で、恒星の前を惑星が横切る際のわずかな光の変化を捉える。2009年の打ち上げ以降に数千個の惑星候補を見つけたが、実際に惑星と認定されたのは約960個にとどまっていた。 NASAのチームは、複数の惑星を従えている恒星305個を分析。未認定の惑星候補のうち715個が、こうした恒星の周囲を回っていると結論付けた。(共同)