【2月28日 時事通信社】ロイター通信は27日、複数の西欧安保筋の話として、北朝鮮の故金正日朝鮮労働党総書記と金正恩党委員長の親子が1990年代、偽名のブラジル旅券を利用して西側諸国の査証(ビザ)を申請していたと報じた。 旅券の冊子は本物で、有効期間は10年。プラハのブラジル大使館で96年2月26日付で発給された。正日氏は「Ijong Tchoi」、正恩氏は「Josef Pwag」を名乗り、ともにサンパウロ出身を装っていた。 ロイターによると、この旅券で少なくとも西欧2カ国のビザ申請が行われたが、発給されたかどうかは不明。治安筋はロイターに対し「金一家が国外脱出拠点を確保しようとしていたことを示している」と指摘した。ブラジル外務省は「調査中だ」としている。 正恩氏は91年、兄の正哲氏とみられる男性らと日本を訪問していたことが分かっている。また、昨年2月にマレーシアで暗殺された正恩氏の異母兄
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