2019~23年に5年連続で監督が途中交代した清水エスパルス。今季は昨季途中からバトンを引き継いだ秋葉忠宏監督がシーズンの初めからチーム作りを進めており、「今年は自分が頭から選手を見ているので、サッカーの方向性や戦術が浸透している」と自信をのぞかせていた。 6月以降はやや苦戦を強いられているものの、秋葉体制でやれることはまだまだあるはず。反町康治GM・サッカー事業本部長も内藤直樹強化部長らと協力しながら、サポート体制を強固にしていくつもりだ。 秋葉監督を筆頭に、優れた日本人監督を育てなければいけないというのは、日本サッカー協会(JFA)技術委員長を務めていた反町GMも強く意識するところ。実際、JFA時代はライセンス制度の見直しを進め、元日本代表やJリーグで実績のある元選手が、より迅速に上位ライセンスを取れるように手を尽くしてきた。 同時に「ロールモデルコーチ」といった独自のポジションを新設