【ロンドン=中島裕介】英国のトラス首相は20日、「保守党から選出された任務を果たすことができない」と辞任を表明した。9月下旬に打ち出した大規模減税策が金融市場を混乱させ、経済対策の大半は撤回に追い込まれた。辞任はその引責とみられる。9月6日の政権発足から44日という異例の短命政権となった。首相官邸で与党・保守党で党首選出手続きを担う「1922年委員会」のブレイディ委員長と会談後に表明した。チャ
英ロンドンで記者会見に臨むリズ・トラス英首相(2022年10月14日撮影)。(c)Daniel LEAL / POOL / AFP 【10月19日 AFP】経済政策をめぐるリズ・トラス(Liz Truss)英首相への批判が鳴りやまない。トラス氏は2年以内に行われる予定の次期総選挙に向け与党・保守党を率いると誓ったものの、就任後6週間で惨状を呈したことから、短命政権に終わるとみられている。 現時点で名前が挙がっている後任候補をまとめた。 ■リシ・スナク(Rishi Sunak) スナク元財務相(42)は、今夏の保守党党首選の決選投票でトラス氏に敗れた。 トラス氏は、政府支出を抑制せずに減税と規制緩和を行うと公約し、党内からの支持を獲得した。これに対し、スナク氏は、新たな借り入れを財源に減税を実施するのは無謀であり、英国に対する市場の信認を損なうだけでなく、数十年ぶりの高水準に達しているインフ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く