[シドニー 7日 ロイター] - オーストラリアの次世代潜水艦の建造計画をめぐり、日本から完成品を輸入することを検討しているアボット豪首相に対し、入札実施を求める声が州政府や労働組合、与党内部から強まっている。 ロイターは9月、オーストラリアが最大12隻の潜水艦を日本から購入する方向に傾いていると報じた。米国も3カ国の海軍の連携が強化されるとして、オーストラリアが日本から輸入することを支持している。 しかし、欧州メーカーが強い関心を示しているオーストラリアでの建造案は、豪国内の産業支援につながる上、労働組合からの批判もかわせる選択肢であることから、海外から購入する案を厳しい立場に追い込もうとしている。