アウン・サン・スー・チーさん=AP ミャンマー(ビルマ)政府は28日、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんに、政治活動をやめるよう文書で通告した。昨年11月の軟禁解除後、初の地方遊説を今週末にも予定しているスー・チーさんへの警告と見られる。 国営紙が29日に報じた。通告は、スー・チーさん率いる国民民主連盟(NLD)が昨年11月の20年ぶりの総選挙に参加せず、解党扱いになったにもかかわらず事務所を継続し、声明を出すなど政治活動を続けていることが「法に反している」などとして、これらの活動をやめるよう求めているという。 NLDは29日、政府に文書を提出し、NLDは解党扱いとの政府の指摘は法的根拠がないと反論。「NLDの活動をとめることはできない」とした。