「初めての明るい兆し」 米原子力委 電源復旧で楽観論も 2011年3月22日 13:32 カテゴリー:アジア・世界 【ワシントン宮崎昌治】米原子力規制委員会(NRC)のボーチャード運営総局長は21日、福島第1原発で電源復旧作業が進んでいることを「事態好転に向けた初めての明るい兆しだ」とした上で、「楽観的にみれば、安定化目前と言える」と語った。 ボーチャード氏は、1-3号機の原子炉について「海水注入によって安定しているようにみえる。格納容器も現在は維持され、機能しているようだ」と指摘。断続的に放水が続く3、4号機の使用済み燃料プールについても「状況は安定化しつつある」と述べた。 日本時間の21日に2、3号機から発生した煙については、「原因は分からない」とした。NRCは今回の事態を受け、日本に技術者を派遣している。=2011/03/22付 西日本新聞夕刊=