「5000人満員プロジェクト」を指揮したFW籾木結花(9月22日、浦和戦)(写真:森田直樹/アフロスポーツ) 20日(土)に味の素フィールド西が丘で行われたなでしこリーグの頂上決戦は、0-0のスコアレスドローに終わったが、90分間、両者が高いテンションを保ち続けた末のノーゴールだった。 勝てば、リーグ戦2試合を残して4連覇が決まる日テレ・ベレーザ(ベレーザ/首位)と、自力優勝の芽はないものの、目の前でカップを掲げられた昨年の屈辱を忘れていないINAC神戸レオネッサ(INAC/2位)。 両チーム合わせて16人の代表候補を抱える2チームの対戦は“東西ダービー”や“L・クラシコ”と言われる天王山だが、今年は永田雅人監督の下で進化を見せるベレーザがリーグ優勝に王手をかけていた。 「ベレーザが勝てば優勝」という試合前の状況は昨年と同じだったが、2つの点で、昨年とは異なっていた。 一つは結果だ。昨年は