カンボジア首都プノンペンのトゥールスレン虐殺博物館に展示されている、旧ポル・ポト政権下で政治犯として収容された人々の写真(2009年9月2日撮影、資料写真)。(c)TANG CHHIN Sothy / AFP 【4月12日 AFP】カンボジアの旧ポル・ポト(Pol Pot)政権(クメールルージュ、Khmer Rouge)によるジェノサイド(大量虐殺)の犠牲者らの顔写真を、デジタル技術で笑顔に加工した作品をアイルランド人アーティストが発表し、遺族らから激しい非難を浴びている。 急進的な共産党毛沢東主義勢力だったクメールルージュは1975~79年、カンボジアに恐怖政治を敷いた。この間、飢えや重労働、拷問、大量処刑により推計200万人が命を落としたとされる。 クメールルージュは、虐殺した多数の人々の顔写真を撮影していた。その中には、高校の校舎を転用した悪名高いトゥールスレン(Tuol Sleng