米テキサス州ヒューストンの変電所(2021年2月21日撮影、資料写真)。(c) JUSTIN SULLIVAN / GETTY IMAGES NORTH AMERICA / AFP 【3月3日 AFP】米テキサス州最大の電力小売業者ブラゾス電力協同組合(Brazos Electric Power Cooperative)が1日、連邦破産法11条(民事再生法に相当)を申請し、経営破綻した。先月の寒波による大停電で電力料金が一時急騰し、送配電網運営機関から請求された21億ドル(約2200億円)を支払えなくなった。 テキサス州では電力各社が厳しい寒波への準備ができておらず、2月中旬に州全域で7日間の大規模な停電が発生した。16の協同組合を通じて同州の150万人以上に電力を供給しているブラゾスは、同州の送配電網を管理するテキサス州電気信頼性評議会(ERCOT)から「甚だしく高額な請求」を受けた。