アフガニスタン北部クンドゥズで、市内の大半を制圧した翌日に抱き合う旧支配勢力タリバンの戦闘員ら(2015年9月29日撮影)。(c)AFP 【9月30日 AFP】アフガニスタン政府軍は29日、前日に旧支配勢力タリバン(Taliban)によって大部分を制圧された北部の要衝クンドゥズ(Kunduz)の奪還作戦を開始し、米軍も空爆で作戦を支援した。 タリバンは28日、クンドゥズ(Kunduz)州の州都クンドゥズの政府関連施設を掌握した後、刑務所からタリバン司令官らを含む受刑者数百人を脱走させた。タリバン側にとっては、2001年に政権の座を追われて以降最大の勝利となり、同市からは多数の住民が避難した。 同市陥落は、北大西洋条約機構(NATO)による訓練を受けたアフガニスタンの治安部隊に大きな精神的打撃を与えるとともに、タリバンが地方の拠点だけにとどまらず支配域を拡大し得る能力があることを見せ付けた。
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