[アンカラ 1日 ロイター] - 1日投開票のトルコ国会(一院制、定数550)総選挙は、与党・公正発展党(AKP)が過半数の議席を獲得し、圧勝する見通しとなった。エルドアン大統領の権力基盤が強化される一方、社会的な分裂が一層進む可能性もありそうだ。 国営テレビTRTによると、開票率97.5%の時点で、AKPの得票率が49.4%となった。定数550議席のうち、単独で過半数を占める見通し。得票率はAKP内で想定されていた数値を大幅に上回った。 AKP党首のダウトオール首相は支持者に向けて勝利宣言し、「きょうはわれわれの民主主義と国民にとって勝利の日だ。願わくば、次の4年間あなたがたに十分奉仕し、2019年にあなたがたの前に再び立ちたい」と述べた。