米航空大手ユナイテッド航空は20日、バッテリーの重大トラブルで運航停止となっていたボーイングの最新鋭機787の運航を約4カ月ぶりに再開した。再開後の第1便は米国内線のヒューストン-シカゴ便。 787の運航は既にアフリカのエチオピア航空などで再開しているが、世界の主要航空会社での再開はユナイテッドが初めて。6月には全日本空輸と日本航空も定期便の運航を再開する予定で、787の運航再開が本格化する。 ユナイテッドは6月10日のデンバー-成田線を皮切りに国際線でも787の運航を始めるなど、787の運用を順次、通常に戻す計画。ユナイテッドは米系航空会社で唯一、787を保有し成田-ロサンゼルス線を含め国際、国内線で運用していたが、1月に米連邦航空局(FAA)が運航停止命令を出したことを受けて運航を中止。4月26日にFAAが命令を解除してからは、バッテリーの改修など、運航再開に向けた動きを進めていた。(