衝突安全に配慮した装備として普及が進む、自動車の自動ブレーキ。なぜか決まった場所だけで勝手に作動してしまうという不可解な現象が発見されました。UDトラックスが、同社の一部の大型トラックに搭載した装置が阪神高速5号湾岸線の一部料金所付近で誤作動する、として注意を呼びかけています。 普及が進む自動ブレーキ機能 誤作動が明らかになったのは、2014年に改良を受けた、大型トラック「クオン」の2014年モデル。同社の自動ブレーキシステム「トラフィックアイブレーキ」が装備されています。 このシステムは、車体前面に備え付けられたミリ波レーダーで前走車との距離をつかみ、車間距離が短くなると警報音やブレーキの自動作動で衝突時の被害を軽減する装置。近年、横滑り防止装置などと一緒に、新たな衝突安全装置として各メーカーが採り入れており、国内外で政府による新型車への装着義務付けの動きが盛んです。
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