香港の銅鑼湾で、機動隊に拘束された民主派デモの参加者ら(2020年5月27日撮影)。(c)ISAAC LAWRENCE / AFP 【5月28日 AFP】中国が香港の治安維持を理由に制定を進める「国家安全法」をめぐって27日、米国が国連安全保障理事会(UN Security Council)の緊急会合の開催を要請したが、中国はこれを拒否し、開催を阻止した。米外交筋が明らかにした。 米国は、「扇動」などを犯罪とみなす「国家安全法」を国際的な金融ハブである香港に導入しようとする中国政府の動きに「深い懸念」を表明し、安保理緊急会合の開催を要請した。 米国連代表部は、同法が「法的拘束力のある条約として国連に登録された1984年の『中英共同宣言』で保証された、香港の高度な自治と自由を根本から損なう」と主張。 また「これは国際平和と安全保障に関わる緊急の世界的な懸案だ」と述べている。 通常、国連の理事
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