【2月25日 時事通信社】トランプ米大統領は24日、ワシントン近郊で開かれた集会の演説で、自身に批判的なCNNテレビなどを「人々の敵だ」と非難した。ホワイトハウスはこの後のスパイサー大統領報道官のぶら下がり取材で、CNNを含む多数のメディアの参加を拒否した。トランプ政権の異例の対応にメディア側は猛反発している。 大統領は演説の冒頭、5分以上にわたってメディア批判を展開。CNNなど一部のメディアを「フェイク(偽)ニュース」と決め付け、「私たちはフェイクニュースと戦っている。彼らは私たちの国と人々にとてつもない損害を与えている。彼らはずるがしこく不誠実だ」と中傷した。 大統領は「彼らに情報源などいない。でっち上げているだけだ」と述べ、情報源がいるなら実名を明かすよう要求。「私は報道(の自由)に反対しているわけではない。根拠があるなら批判的な記事でも気にしない」と語り、ロイター通信など一部のメデ