アメリカで、中南米からの移民が押し寄せている南部の州と、連邦政府や北部の都市などとの政治的対立が深まっている。15日にはカマラ・ハリス副大統領の公邸近くに、移民を乗せたバス2台が、南部テキサス州から送り込まれた。 米FOXニュースの映像では、2台のバスが副大統領公邸近くに到着。移民たちは荷物をまとめ、付近に立っている。バスには、主にベネズエラからの移民75~100人が乗っていたとされる。移民らはその後、非政府組織が教会に移動させたという。 テキサス州のグレッグ・アボット知事(共和党)は、意図してバスを送ったとツイッターで説明。「ハリスはこの国の国境は『しっかり管理している』とし、危機を否定している」、「バイデン政権が仕事をし、国境をしっかり管理することを求めて、私たちは彼女の裏庭に移民を送り込む」とし、移民政策の厳格化を訴えた。