コスタリカで行なわれたU-17女子W杯、日本代表は6戦全勝で初の栄冠を手にした。登録メンバー21人全員を起用し、得点者は12人にも及んだ。総得点は23、失点はわずか1。U-17日本女子代表“リトルなでしこ”が見せた圧倒的な強さの源は一体何なのか。指揮官・高倉麻子監督の答えは明快だ。 「負けていい試合はないですよね」 結果が大事なのか、それとも内容か。いわゆる育成年代において指導者が勝敗だけにこだわることは、未来ある選手たちの可能性を奪いかねない。そういった意見は根強くあり、反論もされにくい。 だが高倉監督は、勝利に執着した。15~17歳の選手たちに、内容も求めるが、その上で「勝つために努力すべきことを、身を以て知る」機会を与えた。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 1054文字 NumberWeb有料会員(月