山形県の吉村美栄子知事が2期目の退職金を受け取る意向を示したことが、波紋を広げている。 知事は2009年の知事選で「退職金廃止」を公約の目玉に掲げて当選し、実際に1期目の退職金を返上した。「廃止」という文言に2期目も継続すると思われたが、人件費削減など行財政改革の成果が上がっているとして、知事は一転して受け取りを決めた。公約の重みをどこまで理解しているのかが問われる事態となっている。 「行政改革の成果や全国の知事の動向、有効求人倍率の回復などを総合的に勘案して決めた」 10日の記者会見で知事は、2期目の退職金約3200万円を受け取ることについて理解を求めた。1期目の約3800万円を返上したことについては「特例的な取り扱い。条例は1期ごとになっているので、1期目に関しては受け取らないことにした」と説明した。 知事は09年の知事選用の広報ビラの先頭に「県財政が大変な時期なのに、知事退職金だけが
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